結膜炎(はやりめ等)
急性結膜炎ってどんな症状が出るの?
結膜炎になると、結膜が赤くなったり(充血)、まぶたの裏側にブツブツができて目やにや涙が増え、かゆみ、しょぼしょぼ感、ゴロゴロ感、まぶしい感じなどがあらわれます。 症状がひどくなると、出血、耳の前のリンバ腺(耳前線(じぜんせん))の腫れ、まぶたの急激な腫れ、しろめがブョプョしてくる(結膜浮腫)、発熱などが起こることもあります。
結膜炎はアレルギー、かぜなど全身疾患に伴うものなど様々な原因で起きます。特に、感染による急性結膜炎の場合には、重症化しないように迅速に適切な治療開始が必要です。また、ウイルス性では人にうつさないよう心がけましょう!
ウイルス性急性結膜炎の種類と症状
はやり目(流行性角結膜炎)
まぶたの裏側のブツブツや充血、まぶたの腫れ、流涙(りゅうるい)などの症状が激しくあらわれます。感染してから7~14日で発病します。
このウイルス感染の場合には、感染力が強いため、学校やお仕事などを休んでいただく必要があります。(当院でアデノウイルス検査可能です)
プール熱(咽頭結膜熱)
プールで感染することがあり、プール熱ともよばれます。結膜にブツブツができて、咽頭炎による発熱を起こします。感染してから5~7日で発病します。
急性出血性結膜炎(エンテロウイルス等感染)
感染してから1~2日後に突然眼球結膜に出血を起こし、ゴロゴロ感、充血、まぶしさなどがあらわれ、結膜にブツブツができます。
プールでは気をつけよう!
- 目が充血していて目やにが出る日はプールに入らない。
- 長時間泳ぐときは水中メガネなどを使用する。
- 泳いだ後、目が充血していてもあわてず様子をみる。(ウイルス性結膜炎でないことも多い)
- プールサイドに点眼薬をもって行かない。(薬の変質、汚染のおそれがある)