院長ご挨拶

院長ご挨拶

サンプル画像 勤務医時代に感じていた様々な矛盾を減らし、患者さん一人一人の ニーズに応えたいという情熱を持って2003年に当クリニックを開設しました。

開院後、医師として新たに気づくことも沢山ありました。以前は、中核病院にいたこともあり、特殊な患者さん(紹介など重症の方)の診察 に当たる機会が多く、的確な診断をし、緊急手術も含め迅速に適切に治療することが求められていました。しかし、個人クリニックは最前 線で患者さんに接する場であり、医師に求められる役割も違います。

患者さんの不安は重症度によるものではなく、最近は情報過多で、色々な間違った知識によって心配が増す場合も多いようです。まずは自分の病気をきちんと理解していただくことが、最良の医療への第一歩だと思います。全ての方の心を動かすことは無理ですが、微力ながらも困っている方の助けになれればと、患者さんの心の奥の思いを感じながら、スタッフとともに生活に密着したわかりやすい説明を心がけてきました。

最近は、少しは患者さんの心のつぶやきや素に近い思いを聞き取れるようになってきたのではないかなと自負しつつ、日々地域医療に勤しんでいます。まだまだ私の医師としての道は続きます。学生時代から慣れ親しんだ地域の皆さんにより良い医療を提供できるよう、初心を忘れず、同じように熱い想いをもった医師仲間たちとも連携し、スタッフ共々今後もがんばりたいと思いを新たにしております。

開院にあたっての想い

平成2年に医師となって現在までの約14年間、神戸大学医学部附属病院をはじめ、地域の中核病院で眼科診療にあたってまいりました。幸いにも、大学病院での専門外来、県立病院での主任医長という立場で、多数の患者さんと接し、診察し、診断し、治療にあたる機会に恵まれました。

一般に、眼科というと、近視やコンタクトレンズ、ドライアイやアレルギー性結膜炎、老人性白内障などを連想される方が多いと思いますが、その他にも、角膜疾患・緑内障・網膜剥離・糖尿病網膜症・黄班変性症などの重症な病気もありますし、外傷など緊急を要する病気や、斜視などの子供さんの病気、感染性の結膜炎や、遺伝性の疾患など、種々の病気があります。

軽症、重症に関わらず、困っている方に対し、適切な時期に病気を診断し、生活指導、点眼やレーザー治療、手術によって症状が回復し、患者さんに心から満足して喜んでいただける時は、医師として非常に嬉しい瞬間です。

私が今までに勤務してきた大規模な病院では、上に挙げたような重症の患者さんも多く、各医師やスタッフの個人個人がきめ細やかな医療をしようと望んでいても、色々なシステムが事務的になりすぎているため、矛盾や障害が発生し、実行に時間がかかったり、自由にできないことも非常に多くなります。また、待ち時間が異常に長くなったり、担当医が決まらず、患者さんが不安を感じたりという弊害もあるように感じてきました。

私が理想とする医師は、人間として当たり前の優しさを一人一人の患者さんに対して感じることができ、かつ、医者としての知識、技術を十分に兼ね備えた医師だと思っています。大病院での問題を解消し、自分の理想の眼科医療を提供するには、クリニックを開設し、私の理想とする医療をスタッフにも共有してもらい、患者さんに向き合うことがベストであると考え、当院を開院いたしました。今後も、少しでも理想に近づけるよう、私と近い理想の眼科医療を目指している仲間の医師たちとも連携しながら、頑張っていきたいと考えております。

2003.12.3

院長略歴

  • 平成2年

    医師免許取得。大阪大学医学部附属病院で内科研修、翌年より神戸大学医学部附属病院にて眼科研修。

  • 平成4年

    神戸大学大学院医学研究科入学。
    大学院では主に角膜創傷治癒につき研究し研究成果を国際学会でも報告。同時に附属病院眼科専門外来で角膜・緑内障・網膜などの臨床にも携わる。

  • 平成8年

    大学院修了(医学博士取得)。同年、日本眼科学会眼科専門医取得。その後、公立和田山病院、社会保険神戸中央病院、兵庫県立淡路病院眼科主任医長として一般眼科診療、白内障・緑内障・斜視・網膜剥離・硝子体手術などを執刀し、ドイツザールランド州立大学眼科病院に留学。神戸大学医学部眼科学教室非常勤講師としてドライアイ専門外来にも従事。

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